外構工事って必要なの?
新築の物件の場合は一般的には建物完成後、受け渡しが完了した後に外構工事に取り掛かる場合がほとんどとなっています。一生にそう何度も来ない大きな買い物の為、建物自体はしっかりと相談をしたうえでどれだけ立派なお家を建てたとしても、後回しにしていたお庭や塀、フェンスなどがないと少し殺風景で寂しい印象となってしまいます。
さらに外構工事はプライバシー保護の機能や防犯目的、安全性の向上、地域間や家族間のコミュニケーションツールとしての役割を担います。
1.プライバシーの保護
家の回りに塀やフェンス、植栽によって外からの視線を遮り、庭や建物の内部へのプライバシーを守ることが出来ます。ガレージ周りに置いた荷物などもシャッターや跳ね上げ門扉があれば、中を覗かれる心配もありません。また境界に設置することで、隣地との境が明確になりご近所トラブルの抑止にもつながります。
2.防犯の目的
敷地内の見通しが良く、敷地内に立ち入りしにくくするものが塀やフェンスの役割とな ります。塀やフェンスには先述したプライバシー保護の役割に加えて防犯面を考慮し、外部から乗り越えにくい高さや形状であることを考えて設置するのが効果的だと思います。
さらには、アプローチ周りに防犯砂利を敷いたり、玄関周りに人感センサーの照明を置いたりすると防犯効果もアップします。
3.安全面の向上
お家を建てた後にご家庭にお子様が誕生したり、ペットなどが新しい家族が増えたりするかと思います。車が頻繁に通る道路の近くや、見通しの悪い住宅街にお住いの方々は、小さなお子様やペットなどが急に外に飛び出すのをとても心配される方が多くいらっしゃいます。起こりえる事故を出来る限り防ぐ為にアプローチに門扉を設置することで、小さなお子様の飛び出しの防止に加えて、玄関周りのいたずらや盗難防止にも役立ちます。
4.コミュニケーションツールとして
家族の成長と主に外構で必要になってくる設備も変化していきます。
例えば、小さいお子様がいらっしゃるときは、駐車スペースが1台に庭で遊べるような広いスペースを用意するご家庭が多く見られますが、お子様が成長して就職や結婚をされたりすると、庭で遊ぶスペースよりも車の所有台数が増え駐車ペースがさらに必要になったりします。反対に親戚やお友達が周りに増え、ご自宅でBBQやパーティーをしたりするようになる場合は、庭のスペースを広げたりウッドデッキを増設したりされるご家庭もいらっしゃいます。さらにご両親が高齢になるにつれてスロープや手すりなどを付けたり、段差を減らしたバリアフリーにするケースも増えています。